

このたび、6月14日付で愛知県医師会副会長を拝命いたしました。新会長からお声がけをいただいた際には、この重責を自分が担うことができるのか、大いに悩みましたが、最終的にお引き受けすることを決断いたしました。それは、自分自身に誓った一つの信念があったからです。決してポストや肩書きを追い求めているわけではございません。むしろその逆です。
12年前の冬のある朝、当時の名古屋市北区医師会会長から北区医師会副会長就任のお話をいただきました。その時の私は、責任の重さに戸惑い、何とかお断りできないかと考えておりました。しかし、ふと次のような思いが胸をよぎったのです。 自分のクリニックで診療できる患者さんの数には、おのずと限りがあります。けれども、北区医師会の活動を通じてであれば、北区16万人の皆さまのお役に立てるかもしれない。名古屋市医師会であれば235万人、愛知県医師会であれば約745万人、さらに折に触れて日本医師会の活動に携わることで、1億2,000万人を超える国民の皆さまのお役に立てるかもしれない―――。 そう考えた瞬間から、このようなお話をいただいた際には決して逃げずにお引き受けしようと心に決めました。そして、人だけでなく、生きとし生けるものすべて、さらには地球環境全体にまで癒しを届けられるような生き方をしたいと、自らに誓いました。
その後、4年前に北区医師会会長、2年前に愛知県医師会理事を拝命し、日本医師会の公衆衛生委員会委員も務めさせていただきました。そして今回、副会長という大役をお預かりすることとなりました。微力ではございますが、自分にできることを一つひとつ、誠実に、そして一所懸命に取り組んでまいる所存です。
これまで以上に医師会活動や各種会議への出席が増え、診療を離れる時間も多くなります。その間、前院長だった父が代診として診療を支えてくれております。父自身は現役時代、決して医師会活動に積極的であったわけではありませんが、今では私の留守を守り、地域の皆さまの診療に真摯に当たってくれております。当院のスタッフにも私の不在で負担をかけていることと存じます。この場をお借りして、心から感謝の意を表したく存じます。
また、代診の機会がさらに増えることから、このたび名古屋市立大学医学部附属西部医療センターより、力強い助っ人をお迎えすることとなりました。腎臓内科をご専門とされる大変優秀な先生方で、日頃より熱意をもって診療に携わっておられます。私が愛知県民の皆さま、そして時には国民の皆さまのお役に立つ活動に従事している間も、この優秀な先生方のお力をお借りしながら、引き続き地域の皆さまに安心して医療を受けていただける体制を整えてまいります。
今後ともご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
小林邦生 拝
【写真のご提供 瑞穂区医師会会長 勅使河原 修 先生】














